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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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ここにもあった‘服部’さん~ 川西編

川西市には摂津型太鼓台?が多くあるが、ここにはだんじりがあった。川西市 新田彫物点数は少ないが、彫は‘服部’さんだ。少し古風な獅噛後懸魚には猿と、車板には虎の彫物。この図柄は、服部さんでは初めて観る彫り。脇障子の唐獅子一見、藤七彫風のように見えるが、服部さんでしょう?唐破風は湾曲が大きく、江戸末期の優美さがうかがえる美しい屋根である。

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ここにもあった‘服部’さん 神社編

最初見たときは、拝殿の木鼻など金網に被されていたので、よくわからなかったが、外側から本殿の彫物がちらりと見えた。(船待神社本殿)この麒麟さんの彫は、、まさに、‘服部’さ~んだ。そして表に廻り、拝殿の彫物を見上げたら、これはこれは‘服部’さん。なぜ、最初から判らなかったのか?そう、最初に見た蟇股の龍でイメージが相殺されてしまったようである。(船待神社拝殿)龍の頭のみ、後世に付け替えられている

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ここにもあった‘服部’さんか? 地車編

最近、ふと目に留まった彫物がある。あるだんじりの木鼻である。(西諸福)この獅子鼻、どう見ても私は‘服部’さんにしか見えない。...

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海?を渡った唐門

ここは、南海の孤島・・・・、 てないし、ひょっこりひょうたん島でもサンダーバードの秘密基地でもない。(だいぶ古いTV番組)東側に廻れば・・・、パノラマチックな光景が浮かび上がった。そう、ここは琵琶湖北端の竹生島。この島に国宝の唐門がある。実は、現在修理中、目的とする処は、まったく見えなかった・・・、トホホ。完成年は、平成30年春、今回の修理では、残されていた色調に彩色される予定である。...

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駿河の彫物師 !

ここは、とあるお寺さん。(神通寺 華経堂)ここのお寺さんにも、よくみるような彫物があった。彫物を観る限り、浪花の彫ではないことが判る。裏面には、但書き(銘)があった。そう、名古屋を越えて、静岡住の彫物師さんであった。同じく、お隣の本堂にも、彫刻は、最近 (昭和60年) のものだが、龍や獏鼻のスタイルから、どこやら?の彫師の影響を受けていると考えられる。

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発見!小松源蔵の‘犀’?

ここは、とあるお寺さん。(蓮光寺)正面の蟇股は、いつもの彫物とちと違っていた。おおっ・・・、これは‘波に犀’の彫物。正面(メイン)に彫られたものは、過去に一件あったのみ。これは非常に珍しい!しかも、上々の出来。お隣の獏鼻を見れば、これはこれは、源蔵さんの彫のよう。他の彫物といえば、向拝手挟の菊の彫物。この菊の彫では、判らない。ご住職に尋ねれば、詳しいことは判らなかったが、「ここの彫物は、たいしたこと...

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彫工 持田宗蔵

ここは、とあるお宮さん。(八幡神社)ここのお宮さんにも、ちよっした彫物が・・・。雲に鶴この鶴は、うまく彫れている。彫物形態から、ほぼ大正~昭和期ころの作と思われる。調べによると、この彫師さん、高野山にもあるみたい。西川竹次郎の門下と云われている。

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小松にみる‘雲に麒麟’の雲の形状

北河内のだんじりの大屋根下の枡合には、決まったように‘雲に麒麟’の彫物が彫られる。麒麟の彫も彫物師一門によって、多少ながら形態が変わる。それと同様に‘雲’の彫も異なる。さて、小松源助(八代目)の彫を見てみよう。奄美源助(八代目)の彫は、個々の雲が大きく、後期の作には、ひねり餅のような形状となる。雁屋打上下中ノ町辻ノ町辻ノ町のは、対面側の麒麟の彫も異なり、上写真は、源助の印象(左)が強く表れている。福...

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綺麗に甦った寝屋川のだんじり! その1

ここは寝屋川市のとある神社通称、打上神社の名で親しまれている。ここの地のだんじりが綺麗になりました。数十年前、屋根の葺き替えの小修理のみで大掛かりな解体修理は、今回が初めてと考えられる。高欄幅を広く、重心をやや低めにとり、曳行時に倒れないようにバランスを考慮した設計は、急勾配のあるこの地を考えてのことだろうか。...

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綺麗に甦った大東のだんじり その1

本日めでたく、大東市に在るだんじりが綺麗になって甦りました。まさに新品のような輝きとなりました。正面桁隠し(左)の麒麟正面車板の龍後面後懸魚の応龍 後車板の‘劉備玄徳の壇渓渡河’北河内型のだんじりにこの図柄を採用しているのは、このだんじりのみまたしても、珍しい花台 力神柄振板 雲龍柄振板に龍を彫るのは珍しく、これは当初オリジナルの彫。後枡合の‘雲に麒麟’と虹梁下、左右に持送りの彫物を備える。縁葛...

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綺麗に甦った寝屋川のだんじり! その2 小松福太郎

謎の多い小松福太郎打上上地車 後面雌唐獅子下に「大坂 彫師...

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綺麗に甦った大東のだんじり その2

もともと、ここのだんじりは、寝屋川の木田のものと伝わっている。明治35年前後に船に載せて寝屋川を下って運んだそうである。さて、獅噛を見ると、大屋根後と小屋根の彫が全く異なる。正面と後面の獅噛は、‘彫清’の本家筋の彫。本来、‘彫清’の獅噛三枚のセットは、ほぼ同絵様で仕上げる。‘相野’や‘服部’においても、ほぼそろえるが、‘小松’に関しては、前、中、後の獅噛の絵様を変える傾向がある。深野北次に、車板の龍...

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もとはだんじり?!

廃棄処分となっただんじりの彫物が残される場合は多くあるが、屋形も再利用されることもある。ふと、見逃してしまうときもあるが、よく見れば、唐破風屋根!。その上に多い被せたような切妻の屋根仕様。手洗舎の屋根として使われているものだが、もとは、だんじりの廃材か。恐らく、曳かれなくなった一枚屋根式のだんじりか太鼓台のものを利用したと考えらる。世間では、自分に似た人が二人か三人はいるといわれることがある。ここの...

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綺麗に甦った寝屋川のだんじり! その3 福太郎は八代目源助か?

謎の多くある小松福太郎さんそれでは、その彫物を観てみよう!。 打上上この鳳凰を見るなり、八代目源助と全く同じデッサンで、向きが違うのみ。八代目の鳳凰を観ると、...

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新春スぺシャル 斑鳩界隈 その1

2016年の新しい年を迎えました。今年は、何が発見できるか?ワクワク、ドキドキの年になるよう頑張っていきたいです。今年の第一弾それは、斑鳩から始まった。ここのお寺さんは、過去に二度参拝しているので、今回はパス、でも・・・法隆寺 護摩堂法隆寺 護摩堂法隆寺...

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新春スぺシャル 斑鳩界隈 その2

斑鳩からは少し離れているが、ここのお寺さんに素晴らしい彫物と出逢った。善照寺鐘楼向え唐獅子龍竹に虎少々うつ向きすぎの獅子鼻彫物師不明だが、味のある風合い作。次に、山門の彫物!グー、あたかも‘お年玉’を頂いたような私好みの雲龍。内面には、おっ、おっ、おっ、・・・と目からウロコの彫!。これを観るなり、相野さんか小松さん?と思ったが、でも、私の彫物センサーが全く反応しなかった。横にある木鼻を見れば、うぎゅ...

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新春スぺシャル 斑鳩界隈 その3

斑鳩から北東方面、ここに奇妙な光景を見た❕信楽焼きの狸さん。単に背高順に並べてあるのみ。お隣には、...

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綺麗に甦った寝屋川のだんじり! その4 福太郎と八代目源助

さて、前回の続き、打上上この力神さんは、誰が彫ったのか?長いこと掛りました、何しろ力神さんの彫物が少なくその判断が出来かねなかったのである。そのヒントは、身近のだんじりにあった。それは、この力神さん。木間口もとの彫、よく似ているでしょう!イメージ、顔の相もそっくり!!これが福太郎さんの彫と思われる。木間だんじりは当初、天保後期の作と考えられていたが、私は、もう少し後の作と考え直したみた。では、八代目...

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小松にみる‘雲に麒麟’の雲の形状

北河内のだんじりの大屋根下の枡合には、決まったように‘雲に麒麟’の彫物が彫られる。麒麟の彫も彫物師一門によって、多少ながら形態が変わる。それと同様に‘雲’の彫も異なる。さて、小松源助(八代目)の彫を見てみよう。奄美源助(八代目)の彫は、個々の雲が大きく、後期の作には、ひねり餅のような形状となる。雁屋打上下中ノ町辻ノ町辻ノ町のは、対面側の麒麟の彫も異なり、上写真は、源助の印象(左)が強く表れている。福...

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新春スぺシャル 斑鳩界隈 その4 小泉庚申堂の猿 再び!

ここは斑鳩よりもだいぶ北、戦国武将の子孫が住む某館。その城壁風の白壁に・・・・、お城の出窓と思えばそれまでだが、よくよく観ると、この唐破風の屋根。なぬ、実はだんじりの破風!。何と、その下に唐獅子の彫物が、 ここにも、だんじりの再利用があった。今年は、さるどし。当日(元日)の最終訪問である小泉庚申堂(金輪院)に赴いた。...

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