ここは寝屋川市のとある神社
通称、打上神社の名で親しまれている。
ここの地のだんじりが綺麗になりました。
数十年前、屋根の葺き替えの小修理のみで
大掛かりな解体修理は、今回が初めてと考えられる。
高欄幅を広く、重心をやや低めにとり、
曳行時に倒れないようにバランスを考慮した設計は、
急勾配のあるこの地を考えてのことだろうか。
高欄下を受ける肘木と斗の組物は、
北河内讃良型独自のもの。
たいていの台木のホゾは、2穴式で組まれるが、
ここのは1つのみで非常に珍しい。
(コマは新調)
この鳳凰、
小松源助(八代目)初期の図案と同じで、
源助の持つシャープさに欠けるが、
ダイナミックな表現は、福太郎ならではのものだろう。
ちなみに、源助のものは右向き彫られている。
正面の龍
この龍は、なかなかの出来栄えだが、
龍の構図から‘小松’とは言い難いところがある。
福太郎が最終的に仕上げを行ったのかはわからないが、
福太郎のオリジナル作でないと考えられる。
南方風の力神
間仕切りの花頭窓
獅子鼻と獏鼻
木鼻のホゾ隠しの人物は、
福禄寿と大黒さん
つづく・・・。
これは何?
寝屋川市歴史街道の案内でよく見るこの人。
猩々?
平安時代の貴婦人?
でもなく、寝屋川に伝わる民話、
御伽草子の‘鉢かづき姫’である。
来年2月に、このお話がミュージカルとして上演される。