ここは斑鳩よりもだいぶ北、
戦国武将の子孫が住む某館。
その城壁風の白壁に・・・・、
お城の出窓と思えばそれまでだが、
よくよく観ると、この唐破風の屋根。
なぬ、
実はだんじりの破風!。
何と、その下に唐獅子の彫物が、
ここにも、だんじりの再利用があった。
今年は、さるどし。
当日(元日)の最終訪問である小泉庚申堂(金輪院)に赴いた。
小泉庚申堂
以前、私のブログで庚申堂の猿の彫物を紹介したことがあるが、
山門に着くなり、山門を見上げ何かを探しておられる
年配のご婦人がいた。
年配と言っても、私と10歳も変わらない方で、
デジカメで撮影をされていた。
記念撮影のように見えなかったので、
「ここにお猿さんがいますよ!」と言ってあげると、
非常に喜んでおられ、このお猿さんの彫物を探しに来たという。
逆光のせいで探しにくかったのか、たいへん感謝しておられた。
「どこで聞いたのですか?」と尋ねると、
何やらインターネットに載っていて、気になったので見に来たという。
へえ、私以外に庚申堂の猿を載せた人がいるのかと、思い、
家に帰ってから、さっそくパソコンで検索してみた。
ぎょ・・、検索し、いきなり現われたのが、私のブログの表題!。
そのあと、猿の彫物についての項目はない。
その方は、私のブログを見て、観にこられたのだと・・・、
こんなこともあるのですね!。
さて、そのお猿さんを紹介。
〔松ぼっくりならここにあるょ!〕
〔何かようか?〕
山門の大瓶束横の妻飾の彫物として、‘松に猿’が彫られている。
一体は欠損し、お猿さんは、計三匹。
お猿さんの裏面
他の彫物と言えば、
巨大な龍
獅子鼻
斑鳩神社のものと同一の彫。
ここにもお猿さんが…、
山門の軒塀の瓦
まだまだあるぞ!
本堂
ちょっと失礼して、
欄間彫刻
彩色されていて、だいぶ古いものと思われる。
終り