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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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野仏の美 18 ~信貴山の弁財天の滝

信貴山に‘弁財天の滝’と呼ばれる水行の行場がある。朝護孫子寺の西側にある断食道場から右側の道を行く。このような道を約10分も行けば、朱色の鳥居が見えてくる。鳥居前の小屋は台風により倒壊したものか、それ以前のものかは知らないが、滝の両側にお不動さんがおられる。お不動さんの両側にいる二体は、コンガラ童子とセイタカ童子の脇侍。まあ、お不動さんのお供といったところでしょうか。なぜ、弁財天の滝と呼ばれるのか・...

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ここにもあった四方唐破風の太鼓台

一見、だんじりの様に見えるが、実は四方唐破風の太鼓台である。この型のものは数台現役で活躍しているが、秋祭りでも閉ざされ、もう日の当たらないところもある。彫物は簡素ながら、本体はきっちりとした宮大工の仕事である。縁葛に十二支が施され、素朴な彫が何とも言えない味わいがある。

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大和の秋祭り part2

台風21号はここでも大きな被害をもたらした。拝殿や小屋の屋根が壊され、余儀なく飾りつけも中止された。神社のお祭りというより、町会の祭りといったような祭り。ここでは太鼓台?に獅子舞が乗っている。カラフルに飾りつけされた大和型彫○カラーで塗装され、安っぽく見えるのでモノクロでよく観ると、何と!私の好きな‘小松さん’。ここの大和型の全体像を見たかったが、今年は高欄にシガミが乗っていた!御開帳!一台だけと思...

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野仏の美 19 ~小夫の六字名号磨崖碑

県道38号から桜井市小夫(おおぶ)の集落に入ると大きな二つの巨石が現われる。覆屋で覆われた巨石、舟形にくぼめられたところに「南無阿弥陀仏」と刻まれた名号磨崖碑この大きな石が乗っかっているほうには、地蔵さんが彫られている。名号の左には、天正十一年九月十五日と書かれているが、撮影が不慣れなため、よく写ていない。もとは、もう少し南のほうにあったようだが、道路拡張のため移動させられた。それにしても、同じよう...

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真如堂の紅葉

京都市左京区にある真如堂何故か、いつも裏から入る。紅葉は、まだ少し早いようだが、細かい葉がやはりこの間の台風の影響を受けている。本堂の獏鼻本堂蟇股の犀本堂手挟の応龍本堂外陣の獅子鼻本堂外陣の欄間

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野仏の美 20 ~化粧壺の謎

桜井市小夫の集落に入るとやたらと目に付くこの‘化粧壺’の看板。必ず分かれ道にある。笠荒神参道と書かれているが、ここから笠荒神まで約2.5kmある。化粧壺へは、ここから行ってみた。周りの景色は、こんな感じ。途中にあった板碑ここを過ぎると、ここに出る。中央右側に白いものが見える。化粧壺の案内板川底の岩盤が露出していて、清らかな水が流れているというようなところであった。笠荒神参道の石碑があったところより、...

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野仏の美 21 ~初瀬の見廻不動

前記の化粧壺から南へ下ること約1時間15分、距離にして約4km下ったところに初瀬のダムがある。途中、崩落したところを恐るおそる通り抜けると、周りの景色は一変する。ダム中央のすべり台のようなところに水が流れている。このダムを背にして道を下ると、見廻(みかえり)不動尊が見えてくる。お不動さんは、この岩肌に彫られているらしい。どうも肉眼でも見づらく、写真でもよくわからない。また詳しい資料もなく、宝剣を持っ...

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野仏の美 22 ~下り尾の不動磨崖仏

桜井市下り尾(サガリオ)に清滝と呼ばれる非常に美しい滝があり、その滝の岩肌にお不動さんが彫られている。だが詳しい行場所などの案内も地図も全くなく、とりあえず下り尾の集落の最南端にあるとのことで行ってみた。桜井市から大宇陀行のバスに乗り、‘下尾口’で降りる。バス停から南にある下り尾の集落に入り、まず‘下り尾の集会所’まで行く。ここで左と右のほうの道に分かれるが、この道はぐるっと一周している。右のほうは...

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野仏の美 23 ~三谷の寝地蔵

桜井市三谷に‘三谷のネンドさん’と呼ばれる寝地蔵がある。奈良市藺生(イウ)町から小夫を通り初瀬へ抜ける道、藺生と小夫の境界線から約600メートルほど南下したところに佇んておられる。途中の道で見た石仏二体一体は地蔵菩薩、もうひとつは板碑?のようである。苔むしてもう献花もされていないようださて、境界線あたりから南へ進むと道標が見えてくる。この左方の道を上がったところですぐに巨石が見える。この巨石の正面に...

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野仏の美 24 ~大和郡山城の石仏

大和郡山城跡にはめずらしい石仏がある。そのひとつが、この‘さかさ地蔵’と呼ばれているものである。本丸跡北側石垣に何と、頭を下に向けて佇んでおられ、あまりにも気の毒に思える。毎年、供養祭が行われていて郡山築城の際、あらゆる墓石や石仏など持ち込まれ石垣に使用されている。もうひとつ、持ち込まれた石仏に‘二面石’がある。二面石は柳沢文庫の左側奥にある。柳沢文庫頭部を欠損した地蔵菩薩の左右に、十王が五尊ずつ施...

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和歌山にいた小松さん! ~延命院

ここ和歌山市にも多くの寺院がある。その中の延命院の彫刻。これらは小松さんではない。さて小松さんは、本堂前の‘塩道こんびら堂’におられた。何と本堂の彫物と比べれば、ちっちゃいちっちゃい彫物。ちっちゃくても本格的な彫刻で、しかも源蔵さん。お見事!

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野仏の美 25 ~上高野氷室山の石仏

京都市左京区上高野の石仏と言えば一石十三仏が有名だが、上高野氷室山の麓にある石仏については、石仏ファンのブログやHPなどでも紹介されていない。この石仏は、ここ氷室山北東の叡電の踏切を渡ったところにある。この踏切は遮断機も信号もないので、叡電通過の際には注意を要する。踏切を渡り、線路の脇道を南へ10メートルほど行くと小さな川が流れ、この鉄板の橋を渡るとその石仏がすぐに見える。そこに佇んでおられたのは、...

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野仏の美 26 ~春日山の石窟仏

奈良市春日山には多くの磨崖仏や地蔵石仏がある。中でも、‘穴仏’と呼ばれる凝灰岩を刳り抜いた石仏群には驚かされる。この右側の道を約50メートルほど行ったところにある。まるで鳥獣のいるゲージのようで中には入られない。西側の窟に大日如来、阿弥陀如来が彫られ、東側窟に地蔵菩薩が彫られている。いずれも損傷が多く、「久寿二年」(1155)の年号があり平安後期の作である。「作者今如房願意」とあるがよくわかっていな...

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和歌山にいた伊兵衛さん! ~無量光寺

小松源蔵さんの次に見たものは…無量光寺山門これらは伊兵衛さんではなく、信州方面の彫師のよう。本堂前に大きな仏頭これは大福寺の本堂が焼失し、天保十一年(1840)にまず仏頭のみ鋳造された。その後完成もならないまま、安政の大地震により伽藍が倒壊し寺院復興ともならず廃寺となり、ここ無量光寺に移されたそうな。さて伊兵衛さんは、ここの鐘楼にいた。これも蟇股のみにちっちゃい彫物。木鼻には彫刻されていなく残念。正...

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2018 京都紅葉の旅 1

平成30年、今年の紅葉は昨年に比べ、温暖だったせいか10日ほど遅く感じられた。部分的に赤く染まっていてもその隣は、まだ新緑のままであった。また赤の発色が黒ずんで縮かんでいる葉も多かった。〈南禅寺界隈〉〈無鄰菴〉〈金戒光明寺〉〈曼殊院〉〈赤山禅院〉〈宝幢寺〉〈蓮華寺〉〈実相寺〉

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やはり小松福太郎か?! ~春木川のだんじり戎

神戸のMさんとここに訪れたのは、もう25年前のことである。だんじり一台が、‘だんじり戎’として祀られている。和泉市の南方にある春木川の先代?のだんじりである。この龍を観たときから気になってしょうがなかった。その他の彫物を観ても、木鼻や脇障子など‘彫又’さんのように見えるが、この龍は‘彫又’ではなく、‘小松’である。写真が出来上がってから小松源助の龍と比べてみたがやや異なる。いったいこの彫は誰なのか?...

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和歌山にいた彫清四代目? ~圓光寺

ここ圓光寺山門に様々な彫物があった。山門屋根下には大きな龍が、菊の欄間門扉には唐獅子獏鼻と獅子鼻この獅子鼻、どこかで見たような・・・、そうそう、艮のふとん太鼓。「四代目彫清」の銘があるふとん太鼓もうひとつ、「彫清」の銘のある長柄、鶴満寺の獅子鼻。長柄 鶴満寺さて山門下の龍の彫物は、どうも顔の角度が異なるので非常に判りにくいが、上中の法覚院の龍と一致する箇所があった。上中 法覚院 (彫清銘あり)...

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2018 京都紅葉の旅 2

12月3日の雨のせいでだいぶ紅葉が散ったそうな。これは12月1日に巡り廻った記録である。〔五智山蓮華寺〕〔仁和寺〕〔西寿寺〕ここの紅葉もとてもきれいだが、ガイドブックなどに紹介されていないのでおまいりは、私ただ一人のみ。〔三寶寺〕〔造園屋さんの庭〕〔大覚寺〕〔直心庵〕ここへ来る人は、一眼レフカメラを持った人ばっかり!〔霊源寺〕(非拝観のため門扉から撮影)〔清凉寺〕〔厭離菴〕〔二尊院霊園〕〔祇王寺〕〔...

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2018 京都紅葉の旅 3

この時期、もう紅葉も終盤というよりもほぼ終了まじか。〔船岡山公園〕〔般舟院の石仏〕〔千本釈迦堂〕内助の功で大工の夫を助け、自殺したおかめさんの像〔北野天満宮梅園の裏〕〔大魔神あらわる!〕嵐電...

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和歌山にいた美濃村松雲 ~圓光寺

和歌山市の海近くにあるお寺は、火災により焼失が多く、本堂も鉄筋化している。ここ光泉寺には、ちよっと古い彫物がついていた。彫師不明だが、これは松雲さんではない。松雲さんは圓光寺の本堂にいた。圓光寺本堂まさに小松十代目美濃村松雲の彫だが、裏面を見ても刻銘がない。なぜ銘がないのかと疑問であったが、銘のないものも他にもある。善根寺春日神社大和郡山 浄光寺

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