京都市左京区上高野の石仏と言えば一石十三仏が有名だが、
上高野氷室山の麓にある石仏については、
石仏ファンのブログやHPなどでも紹介されていない。
この石仏は、
ここ氷室山北東の叡電の踏切を渡ったところにある。
この踏切は遮断機も信号もないので、
叡電通過の際には注意を要する。
踏切を渡り、線路の脇道を南へ10メートルほど行くと
小さな川が流れ、この鉄板の橋を渡るとその石仏がすぐに見える。
そこに佇んでおられたのは、鎌倉後期作とされる
大きさ1メートルほどの阿弥陀如来座像である。
風化が激しく、お顔の表情はわかりにくくなっている。
また、この西側のほうへ上がり、100メートルほど行ったところに
線彫りの聖観音の石仏があるというのだが、
ご覧のように落石防止のネットでふさいでおり、
ここの道?でよいのかどうかわからなく、今回は見合わせた。
叡電の新型車両
奈良春日山の石窟仏(穴仏)