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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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野仏の美 7 ~稲葉谷の役行者

生駒市の稲葉谷という鬱蒼とした森の岩肌に磨崖仏が刻まれている。 ほぼ80センチメートルほどの役行者さんである。上部に笠石を備え、修験道の信仰として彫られたものか、(安永7年...

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ついに発見! 小松源助 ~前編

ついに、ついに大発見!小松源助今までに社寺建築において小松源蔵と思しき彫、相野伊兵衛と思われる彫、相野徳兵衛のような彫、相野藤七に見える彫・・・と幾つか発見してきたが、小松源助に関して、2ヶ所を除いてまったく見つけ出すことはできなかった。有りそうでなかなか発見できない小松源助だが今回、初めてそれに巡りあった。山門から向こうに見えた本堂の蟇股。この時点でほぼ感じたものがあった。...

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野仏の美 8 ~北白川の太閤の石仏

ここは京都市左京区の北白川、今出川通と白川通の交差する西側に志賀越の街道が横切っている。ここに「太閤の石仏」と呼ばれる、大きさ2メートルほどの大日?さんが佇んでおられる。見ての通り、ここも時代の変化に苛まれている。かって、広大な野原を通る街道の片隅に生い茂る木立の下に佇んでおられる光景を目に浮かぶが、これでは、まったく情景もあったものではない。その昔、秀吉さんがここを通り掛かったとき、聚楽第の邸宅に...

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ついに発見! 小松源助 ~後編

だいたい蟇股の龍の彫物は、ガラス眼がなく、肢や角、宝珠など欠落しているものが多いがこれは、完璧!木鼻には、獏鼻と獅子鼻との組み合わせ。獏鼻のこぶしのような鼻先は、源助(八代目)の後期の特徴か?手挟みには‘牡丹’何と、何とビックサプライズはまだあった。う~ん、ちよっと読めない!「彫工 浪花 小・・・・...

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ここにもおった徳兵衛さん! ~アーカイブ

別にこれは新発見ではない。過去の彫物(画像)を眺めていたら、この彫物に目が止まった。私好みの地車の懸魚に彫られたこの龍。何と、徳兵衛さんである。我ながらに驚いたが、当時の私にはまったく判らなかった。これに近いものと言えば、 とか、...

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野仏の美9 ~大庵寺跡の石仏

ここ生駒市高山町大北に非常に珍しい石仏がある。大庵寺跡と呼ばれるところにそれは佇んでいる。夏季になると草がぼうぼうと群がるところだが、この時は地蔵盆が過ぎた後なのか、綺麗に刈り取られていた。本堂?の横に・・・それはあった。如意輪観音坐像の石仏である。天明四辰(1784)の年号がある。何を思いふけっているのか、微笑ましい表情である。もう一体は、南側に集められている。これも珍しい三面の‘馬頭観音像’?で...

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野仏の美 10 ~置き去りにされた磨崖仏

ここは生駒市の西松ヶ丘にある阿弥陀さま。ちょうど生駒中学校の北西角のさらさらと流れる小川の片隅に佇んでおられる・・・が、これは、古き遠きの語り草。この周りでは宅地開発が行われ、かっての小川は治水工事のためコンクリートに化け、用水路化とした。樹木一本が残され、その前の阿弥陀さんの磨崖仏がこの世界に取り残されたように思える。谷山不動尊の地蔵菩薩

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天理にあった大和型!

大きな杉の木?の下に何かが見えた!この小屋を見て、何かを強く感じた・・・、これは、だんじりか太鼓台の小屋か?そして、この中にあったものは何と、大和型の太鼓台であった。屋根の形状は見えないので、どのタイプに属するかは判らなく、また彫師も判らない。もう三十年は出されていない感じがする。おまけ こちらは、又兵衛さん?の彫

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野仏の美 11 ~今井谷の磨崖石仏

桜井市の今井谷は、満願寺の八講櫻のしだれ桜で知られている。この間、各地で猛威を揮った台風21号での影響はないと思われる。余談ではあるが、京都の桜の名所である平野神社では、台風21号により慶安三年(1650)建立の拝殿(神楽殿のような舞台)が倒壊し、数十本の桜が暴風でなぎ倒され、数々の枝が折れ、甚大な被害を被った。来年の桜の開花状況が危ぶまれている。今年4月の平野神社の拝殿さて、ここは今井谷の辻の地蔵...

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大和の秋祭り

大和の秋祭り伝統の‘御渡り’を行うところや東九条世界遺産に集合するところ、斑鳩駅前に集合するところ、小泉神事のみで終わるところ、歌姫演芸披露を催すところがある。神殿真新しい太鼓台だが、少子化の影響で、今年は曳行されるかどうか?倉橋凄い龍が彫られているが、made in...

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野仏の美 12 ~高家の磨崖仏

前回の今井谷から南へ行ったところに高家(たいえ)の集落がある。分かれ道にある地蔵さん...

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秋祭り  ~だんじり編

これぞ‘マンモスだんじり’今年は台風の残風のため、豪華な点灯はお迎え提灯のみ。境内の巨木が倒れ、祭りが中止になりそうでしたが、ただいま準備中。小松源蔵は、いいですな~。ここの地車曳行、生まれて初めて見ました。JA農協で一泊して、これからがさあ本番!やはり藤七彫の筋の人が彫った彫物天保四年の古風な地車、出番はまだです。ここの曳行も初めて見ました。天保二年作、しがみは古風そのもの。飾り付けのみで、ちよっ...

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野仏の美 13 ~笠の不動磨崖仏

ここ桜井市笠に、お不動さんの磨崖仏がある。笠荒神の東、分かれ道のところに右頭部が欠けており、もう数十年もたてば、お顔が剥がれてしまう運命にあるだろう。かって、信者さんが川で禊をし、真言を唱える声がほどなく聞こえたというが、今では過去のこととなってしまった。お不動さんの左側に年号がある。「応永二十ニ年十月十七日施主・・・・・」(1415)

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野仏の美 14 ~上仁興の磨崖仏

ここ天理市上仁興町に磨崖仏がある。まず、下仁興町入口に勧請綱が張られている。今となっては古い風習だが、この民俗学的歴史価値のあることを後世に残しておきたいものである。この下仁興町を東南方向に進んでいくと、上仁興町に到着する。さらに奥に進むと田畑に出てくる。この道を少し行くと分かれ道がある。磨崖仏は左方におられた。お地蔵さんと思えるが、この下にも苔むした石仏があった。花が供えられていないことを見ると、...

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野仏の美 15 ~若草山の石仏

奈良の若草山周辺にも珍しい石仏がある若草山内にある、高さ約3メートルの自然石に彫られた線彫りの地蔵さん錫杖も宝珠も持たない地蔵さんである春日大明神の本尊を表して造られたものか、天文十九年(1550)六月日の年号がある。ここから東のほうに行ったところに春日山遊歩道の入口がある。そこから少し行くと‘洞の仏頭石’と呼ばれる石仏がある。六角形石柱頭部に阿弥陀さんが彫られている。六角面には、六観音(千手・馬頭...

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野仏の美 16 ~星田六路川の歯痛地蔵

交野市星田には多くの石仏がある。ここの石仏は歯痛地蔵と呼ばれ、あまり知られていない地蔵さんである。JR星田駅から北東へ少し行ったところにコンビニがある、この横の小川(溝)に佇んでおられる。ここから数メートル進むと見えてくる。とんでもないところと思ったが、わずかなきれいな水流にメダカが泳いでいるし、ここへ降りるところも開けている。高さは、約1メートル弱の大きなものである。左が地蔵さんで右が阿弥陀さんの...

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朝護孫子寺の彫物  前編

朝護孫子寺とは、あまり聞きなれないお寺だが、信貴山のお寺と言えばピンとくる。かって聖徳太子が物部守屋を討伐するため、この地にて勝利を祈願したところ、天から毘沙門天が下りてきて秘法を伝授した。この日は、寅年、寅日、寅の刻であったため、毘沙門天は寅に縁りのある神として祀られている。朝護孫子寺本堂本堂入口の寅本堂昭和26年に焼失し、昭和33年に再建されている。ちょうど扁額で龍の彫物が見えない。百足(ムカデ...

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野仏の美 17 ~尊延寺の十三仏

ここ枚方市尊延寺の来雲寺に二基の一石十三仏がある。年号はほとんど風化して判らないが、(左) 慶長十六年(1611)(右) 永禄元年...

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一つ屋根の担いだんじり

一見、だんじりに見えるがコマはついていない。台車に乗せてあるが実は太鼓台である。俗に‘担いだんじり’と呼ばれるもの。修理はご存知、彫○カラーで仕上げられている。なかなかおっとりした‘長谷川’さんの彫のよう。龍とか応龍など渋く仕上げられている。彫師の亀蔵さんとは、少し違うようだ。この唐獅子、どこかで観たような・・、そうそう、今は無きだんじりのこの彫物と同一である。泥幕?部は波に鯉高欄まわりには、・・・...

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朝護孫子寺の彫物 後編

信貴山 仁王門金剛力士何故か上を見上げている狛犬仁王門の彫物信貴山縁起?か何かよくわからない小田三四郎?虚空蔵菩薩堂極めつけはここ経蔵堂すごく緻密に彫られている、圧巻!30年ほど前に観たときは、それほど感動しなかったが・・・。『泉州岸和田住人 彫刻師 玉井行陽...

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