ここ愛宕神社境内、
大きな桜の木の横にあるお社。
そこで見たものは・・・・、
(道場戎神社)
社殿建築というよりも正にだんじりの彫物が・・・。
獅噛の顔が見えなく、鷲の頭が取れているので残念なのだが、
その奥には…、
私好みのしぶい巨大な龍がおった。
この龍は、なかなかの出来栄え、すごい!。
画像では、その大きさは判断できないが、
正面は、大東方面にあるマンモス地車よりも幅が広い。
屋根の厚みが薄く、その下の枡合の彫物も縦幅も小さく、
北河内で見られる地車の重厚さはないが、
この辺の地域に、このような巨大だんじりがあるということに興味を覚えた。
後面の彫物は、雲の懸魚と波の車板。
雲海を表現しているのか、その上に鬼板ならぬシカメには、
からす天狗が・・・、
この彫もまたすごい。
彫師は察するところ不明だが、彫の特徴から
ほぼ‘服部’さんと思われる。
‘清七’さんや‘満朝’さんでもない、腕の立つ服部さん。
どちらかと言えば、‘満朝’さんに近い彫だが。
この獏鼻も、一見‘伊兵衛’さんにも見えたが、おそらく服部さん。
この近辺、摂津方面の巨大な地車。
(平野 川西市)
(下山口 2006年8月、山口町郷土資料館にて撮影 )