ここのお寺さんにも龍がいた。
(久米田寺 開山堂)
おっ、、龍の首がないではないか!、
でも、
アップしてみれば、
この構図は、伊兵衛さんのパターンと判る。
その横の木鼻に目をやれば、一目瞭然・・・。
これは、伊兵衛直之さんのオリジナル。
調べによると、文政五年(1822年)の再建。
もう一寺、
ここは堺別院、非常に大きなお寺さん。
(堺別院)
ここの本堂に首なし龍が・・・、
アップしてみると・・・、
やはりこの龍も伊兵衛さんのパターン。
それでは、木鼻はどうかというと…、
うむ、
まだ資料集め中の象鼻。
獅子鼻とか獏鼻だと何とかなったのだが・・・。
蟇股の龍の横に麒麟さんがおった。
ほおっ、この麒麟さんは、伊兵衛さん風。
ちなみに、霊明殿の麒麟さんと比較すれば、
(大念仏寺 霊明殿)
ほぼ、伊兵衛さんに間違いない。
他の彫物を探して見てみたら、
本堂廻りの蟇股に霊獣や十二支など彫られている。
そのうち、唐獅子は、暗すぎて写真がうまく撮れていなかった。
そして、虎の彫物があった。
う~ん、この虎では、何とも言えない。
次に、お猿さんがおった。
このお猿さん、金網で写真がうまく撮れないが、
伊兵衛さんのお猿に見えますよね?
(赤部)
ちなみに、この本堂の再建は、文政八年(1825年)ということを頭に入れておきたい。