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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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天王寺区界隈 その4

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ここは明治三十五年、田中重太郎師が建てたといわれるお寺さん。
どの部分を請け負ったかは不明だが、
彫物らしい彫物が本堂に付いていた。
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(本経寺)
なぬ、、、
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私が想像していた獏鼻と違い、今まで見たことない風貌。
足の感じや目尻のところにその特徴が見られたが、
蟇股には、
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この唐獅子も想像していたものと異なっていた。
だが、左方の獅子に注目!。
何と‘岩越しの獅子’の絵様になっていたのだ・・・・。

次のお寺さんの山門に、古そうな象鼻があった。
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(金台寺)
この象鼻、非常に古いものか、はたして奈良でよく観るような簡易彫りのようなものか?
山門の建築を見れば・・・・・、相当古そうにも見えないが?。
ここの本堂は、明暦二年(1656年)創建で、大阪市内でも一番古いとのこと。
さて、本堂に掛けてあるこの獅子の彫刻、
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だんじりの三枚板かとも思ったが、それにしても底板のベース部が非常に薄く、
縁取りのホゾもない。
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お寺さんのどこかに使われていたかも、それは不明である。
なお、本堂内に巨大な龍がいるそうである。(私は未確認)
調べによると、木彫の龍でなく、左官仕事の龍であるらしい。

次に、ここのお寺さんの大蔵経には、いろいろと彫刻されている。
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(大覚寺)
仁王 (金剛力士)
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天女と月日輪?
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天女
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正面向きの鳳凰
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獅子鼻と象鼻
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いづれも、彫物師不明。
仏像も彫る彫物師か?

だが本堂には、この獏鼻が、
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これは、相野さん、
どちらかというと、伊兵衛さん (かも) に近い。
残念ながら中央の彫物は、雲の蟇股なので何とも言えないが、
調べによると、文化10年(1813年)の再建だそうである。

最後に、ここのお寺さんにも・・・、
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(蒼龍寺)
この龍、どこやらで見かけたような・・・。
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これは、たぶん四代目の彫清さん・・。
獅子鼻にもその雰囲気が充分あります。
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