枚方市尊延寺にはすばらしい阿弥陀三尊の磨崖仏がある。
あるところは、お寺ではなく、某K宅の庭である。
高さ1.5メートルほどの大石に彫られた阿弥陀さんには、
左右に観音菩薩と勢至菩薩が彫られ、鎌倉後期から室町期の作である。
個人宅にこのようなりっぱな石仏があるのかと聞いてみたら
かってこの庭裏に編照寺というお寺があったそうである。
場所は、京阪バス停の南側、川を隔てたお宅である。
‘尊延寺’という地名は大字名で、尊延寺という名のお寺もある。
尊延寺
なお枚方市尊延寺から東南方向にある京田辺市天王には、
江戸中期の三十三体石仏や十六体石仏がある。