奈良市南田原にある‘切りつけ地蔵’、
南田原といっても生駒の南田原ではない。
奈良市から名張へ向かう県道80号線の田原の交差点を
南下すること約1.2キロメートル、歩いて約20分に
田原交差点
それはある。
高さ1.6メートルほどの阿弥陀如来の磨崖仏が彫られている。
かっては正面に大きく藤の幹がとり巻いていたが、取り除かれている。
地元では地蔵さんと呼ばれているが、来迎印の阿弥陀さんである。
その右隣には、
弥勒菩薩がある。
元徳三年(1331)・・・石大工 行恒と刻まれているが、全く見えない。
阿弥陀さんの左下にも六地蔵が彫られている。
こちらの彫は後世のもので、大永三年(1523)。
山添村牛ヶ峰 大日如来