京都伏見区、醍醐寺の北側にひっそりと佇む長尾天満宮。
参道の途中に頼政の石碑がある。
源頼政が平氏に追われ、園城寺(三井寺)から宇治へ逃げる途中に通った道あと。
石段を登りきったところにある、道真公の「衣装塚」。
菅原道真公が醍醐寺へ遊覧の折、
醍醐寺の開祖聖宝理源大師との約束により
道真公の死後、衣装や遺物をここに埋めたと言われてる。
長尾八幡宮 本殿
文政四年(1821)再建
檜皮葺屋根や軒廻りは、修復されているものの、
拝殿を兼ねる本殿は、ほぼ文政時の姿で
色彩豊かな色合いで彩色されていたもよう。
拝殿の蟇股 蝦蟇仙人
虎仙人
鐵拐仙人
脇障子 鯉の滝登り
獅子の仔落し
本殿廻りの彫刻塀
風雨の影響か損失が激しく、彩色もほとんどはげ落ちている。
何とかして修復し、保存を願いたい。
拝殿脇にある狛犬
この狛犬もなかなかの年代もの!