宇陀方面にも多くの大和型太鼓台がある。
宇陀方面のものは、屋根下の組み物が少なく、
屋根の先端に倒立している唐獅子を取り付けることが多い。
非常に長い台棒!
ここの太鼓台には、きらりっと輝く獅噛が付いている。
宇陀方面の彫師ではなく、何と‘小松’!
それも、明治後半のもの!
だが獅噛二枚を除いて、他は小松ではない。
この唐獅子を見れば、ピンとくるだろう!
そう、
大東にある某地車のこの彫物!
普段は台棒に隠れてよく見えないが、、、
また、屋根下の欄間に彫られた十二支の犬を見れば、
同大東の某地車の縁葛に彫られた犬と同じ、
彫清さんだ!
面白いことに、十二支の彫物が個別に彫られなくなったのか、
馬に猿を乗せて仕上げている。
数年前に福知山の動物園に‘猪(うり坊)に乗ったお猿さん’が話題となったが、
これは何と言えばよいのか??