ここは、もう数十年も担がれていない太鼓台である。
秋祭日でも扉が開かれることも、また飾られることもない。
観たところ、明治初期か江戸末期の風格は十分にあるて言える。
欄間の唐獅子も渋く彫られている。
このまま生涯を送ってしまうのか、
懸魚奥の力神が、何故か「いらっしゃ~い」と言っているようで、
物悲しく思えた。
こちらのは、20年前に新調されたものだが、
対象の子供がいなくなったため、秋祭日でもしまわれたままである。
ちよっとした木鼻も付いている。
ここのは本格的な大和型!
ここのも数十年担がれていないが、
その代わりに数年前に造られたものを曳いている。