昨年、大修理に出された新田西地車が、ものの見事に新調の輝きにて還ってきました。
<ビフォー>
<アフター>
最近の‘荒い’の技術は、非常に進化を遂げている。
ふた昔の荒いでは、なんとまあ、汚いツートンカラーのような出来具合だったのが、
ここまで来たのか?!
(骨董好きの私にとっては、年期の入った黒光りがいいのだが)
<ビフォー>
<アフター>
花台の龍の彫も欠損が多かったが、
見事に双龍が戦うかの如く修復されている。
<ビフォー>
<アフター>
拝懸魚の控鶴仙人の頭も交換。
ちょっと、武将風だが?
珍しい‘犀’の木鼻
欠落した肢を復元
<ビフォー>
この鶴の三枚板の松の上に子鶴がいたとは、今まで気が付かなかった。
<アフター>
<ビフォー>
<アフター>
ちょっと待った!、三枚板の左右が入れ替わっている?
大工さんが間違えるわけでもないし、
もとの位置のホゾに戻ったのかなぁ?
<アフター>
屋根下の垂木は、金具がはめられる予定であったが、
あまりにも派手な輝きとなることで、
上段は巴紋入りの金具彫,下段は獅子頭となった。
非常に細かい細工で、よく見ないと見落とします。
<アフター>
垂木の獅子頭と同様に、獅子鼻と獏鼻が神管(お守り)の受け台に施されています。
つづく・・・、