この彫物を観たとき、なぜこのようになったのかと考えたことがあった。
西ノ口
左方の唐獅子
左方の唐獅子は、福太郎のモチーフで彫られ、
右方の唐獅子
右方の唐獅子は、八代目源助のモチーフで彫られている。
普段、左方の唐獅子の顔は、もっと長細い顔状で彫られるのが常であるが、
この情景では、川を越える親子唐獅子に見えなく、異種同士の争いのように
見えたのではと思う次第である。 ともかく、八代目の彫には違いない。
さて、車板のベース(底板)にもとあった彫物を取り替えたようにみえる。
バックの滝と小川の彫
このように直下する滝と小川は、小松では見られなく、
小松の彫では斜めに蛇行する。
直下の滝の彫は、相野(伊)と服部系で見られる。
畑中の車板