ここは新日吉神宮、新日吉とは、‘いまひえ’と読む。
比叡山東麓の日吉神社を勧進し、江戸初期に智積院の北に再建したが、
明治期に豊国廟参道改修のさいに、現在地に移転した。
普通、拝殿前には狛犬が安置されるが、
ここでは、何と御神猿と呼ばれるお猿さんが鎮座している。
この金網は、逃げ出さないようにしているとか?!
本殿横にある摂社、樹下社と愛宕・秋葉社
実は、この樹下社に秀吉さんが秘かに祀られている。
‘樹下社’とは‘このもとのやしろ’と読むが、‘樹下’⇒‘木下’と読めないわけでもない。
樹下社 (京彫)
樹下社
摂社 飛梅天満宮
本殿
本殿にもお猿さんがいるそうな!
画像を拡大しないと判らないぞ!!
右側から見ると、いました、いました!
三番叟のお猿さんです。
絵馬やお守りにもなっています。
さて、新日吉神社北側にある豊国廟の参道、
緩やかな坂道を上っていけば、
太閤平と呼ばれる広場に出る。
広場といっても、かって豊国社の80あまりの社殿や僧坊などがあったそうな、
1615年、豊臣家が滅亡後にことごとく破壊された。
ここをまっすぐに進むと、豊国廟に通じる石段がある。
まず登拝料100円を志納し、いきなりこの石段、313段ある!
そして中間地点のところへ出る。
唐破風の門をくぐると、また石段!
天国に通じるかのような、今度は傾斜がかなり急勾配!
上がること172段、合計523段、時間にして30分はかかった・・・
そこで見たものは・・・・、
つづく・・・、
さて、もうじき終了する海北友松展で一言。
建仁寺の襖絵が展示されていると思い・・・、ゲッ・・、
そこで観たものは、四幅の大判の掛け軸!!
何と襖絵が掛け軸に化けていた!
ちょうど、襖の桟が画と画のつなぎ目の感覚で見られるのに
これでは、その桟の間が単なる空間にしか見えなくなる。
建仁寺方丈には、レプリカ(本物そっくりのスキャナー品)が入れられているそうな。