東寺(教王護国寺)
東寺といえば、必ずこのアングルでの写真がよく目につく。
このアングルは、どこで撮ったのか?と長らく疑問に思っていたが、
現地へ赴けば一目瞭然・・・・。
行かれたことのない人は、なるほどと思いますょ!
さて、東寺があるからには、西寺もあるはず。
西寺跡
西寺は、東寺とほぼ同規模の伽藍を持った平安京の官寺であった。
度重なる火災のため、戦国中期以降、荒廃し廃寺となり、
今では、礎石の一部が残る史跡となっている。
また西寺と東寺の間、朱雀大路の南に羅城門、または羅生門と呼ばれる大門があった。
源頼光や渡辺綱の話で出てくる鬼が出没した門でもある。
この南大門も今では、その跡地を残すのみである。
羅城門跡
東寺北方に弁天堂がある。
ここに何やらと彫刻されている。
弁天堂
創建は天保期とある。
おっと、これらは京彫!
どこかで見たと思い、探してみたら・・・、
この彫と同じ彫師。
摩利支尊天堂の手水舎 (建仁寺禅居庵)
確か、手水舎は明治42年の建立・・・・、
もう一度、御堂を見ると、
何やら入母屋の屋根の下に唐破風をのちに組み合わされた感がする。
ほぼ明治後期に改築されたのであろう。