これは‘凄い'と思わせる彫物に出くわすことがある。
この脇障子も大胆な構図で、今にも迫ってくる勢いのある彫刻ではないか。
(八坂権現)
こちらは、あっさりとした彫刻絵馬額。
長寿を願う浦島太郎伝説。
(博西神社)
ここの山門の龍の彫物、眼に那智黒石のようなものが入っている。
かなり古そうに思われる。
(西念寺)
ここのお宮さんの龍も勢いがあります。
(郷社月於神社)
この獅子鼻、
明治後半の‘小松'のように見えるのですが・・・?。
(豊玉龍神社)
一見、だんじりに使われていたような懸魚に思えますが、
お寺さんにあったので、小さなお堂のものでしょう。
(西稱寺)
おっと、これは‘彫又'さん!。
見るかぎり、板高欄のだんじりに使われていたような彫物。
クローズアップすれば、弥三郎さんの秀作に見えます・・・。
今期、この彫物師さんに初めてお会いできました。
この龍の裏面に何と・・・、
「小松」とは書き入れていないので、‘小松'からの仕事でないのかも。
張ド級の獏鼻、かなり大きい!。
(西光寺)
この周辺の都市計画整備により、余儀なくコンクリートのお寺さんに変身!!。
以前、訪れたときには、りっぱな切妻の本堂があったが、
今は境内も縮小され、当時の面影は一部の彫物を残すのみ。
浪花の彫物師の作ではないが、この獏鼻はすざましく、超一品である。