二条城の唐門をくぐると表玄関の‘車寄'と呼ばれる玄関がある。
この面に彫物が4点ある。
まず、正面中央蟇股に赤に彩色された唐獅子。
中央の欄間の左右に、三つ葉葵の紋を模して縁取りその内に‘錦鶏'の瑞鳥の彫刻。
中央の欄間には、五匹の‘鸞'。
この‘鸞'の彫刻欄間、私は国宝級の彫物と見てもよいのではと思う。
外装面では、この玄関以外での彫物はなく、二の丸御殿内には、花鳥物の欄間など多く装飾されている。
‘遠侍’と呼ばれる座敷には、厚さ35cmの一枚板に孔雀の欄間彫刻されている。
もちろん内部は撮影禁止、この孔雀の欄間も通路側から斜め上に見上げるだけで、薄暗く何が彫ってあるのか全体像がつかめない。
この点は、何とか見学できるようにしてもらいたいものである。
二の丸庭園
大広間の棟、破風の‘鳳凰’の金具。
この装飾金具、かなり大きい。
本丸御殿の玄関
実は、この本丸御殿、
明治26年、京都御苑にあった旧桂宮御殿の移築。
玄関、大瓶束の菊の彫刻。
何故か、サギのような大鳥が石垣の上からこちらをにらんでいた。
ドキ・・・・。