ほんの数年前まで振り向きもしなかった象鼻。
象鼻絵様にも、彫師一門の特徴があると・・・、
だが、このお寺さんの蟇股には、瑞獣彫刻はされていなかった。
次のお寺さんは留守のようで、失礼ながら門扉から撮影。
家へ帰ってから、拡大すれば、驚きの‘小松’さん!。
蟇蛙には、二頭の唐獅子が・・、
この唐獅子は、源蔵バージョン!
近いものはないかと探してみた。
西奥
そのものズバリではないが、ほぼイメージが満喫できると思う。
そして、次のお寺さんで見たものは、
私好みの彫物!。
おっと、この獏鼻を観るなり、
またまた源蔵さん!
蟇股の彫物と言えば、
本命の‘龍’
住職の奥さんにお尋ねすると、
十年ほど前に修理され、
向拝の彫物類は、以前のものを利用されているとのこと。
嘉永五年(1852年)の本堂創建の記録があり、
この彫刻はその当時のもの、ほぼ間違いなく実証されるものと
考えてよいだろう。