『相野藤七』 (藤七彫)を巡り廻って早数年・・・。
やっと、新たな『藤七彫』に逢えました。
藤七さんとは、長い付き合い。
回顧録
・今から二十数年前、富田林在住のTさんから、「ここにもこんなんあるで・・」といわれて、
見たのが「浄谷寺」。
・たまたま立ち寄った「星田妙見宮」
これらの彫が「藤七」とは知らず、そのままアルバムへお蔵入り。
それから、岸和田のW氏著書の某だんじりの「藤七彫」。
再三訪れるも、どうもこのだんじりの彫が‘相野’に見えてこない。
再びW氏の決定版書籍の五條の太鼓台が決定的となった。
この彫により、‘今福北’、‘天満市場’のだんじりが「藤七彫」と判明するが、ここまで・・・。
数年前、木場のあにきさんの教えにより、
「永井神社」に藤七の棟札銘があるとのこと。
さらに、堺在住のSさんに「桜本坊」を教えていただき、
これらから、「浄谷寺」や「星田妙見宮」また、「大阪天満宮」は『藤七彫』と確証を持ち、
さらに近年、神戸在住のTさんより、「空区」のだんじりには相野藤七の記録があるとのこと。
これらのことにより、『藤七彫』の全貌が明らかになってきた。
さて、この度の彫物は、久米田寺にあった。
彫物は蟇股の唐獅子、獏鼻、牡丹の手挟のみ。
(久米田寺明王院内)