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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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天王寺区界隈 その1

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天王寺区界隈には、大阪市の寺内町といようか多くの寺院が立ち並んでいる。
戦火を免れたところも多いがその反面、鉄筋コンクリート製の本堂に建替えられている。
これらは、私にとって好ましくないことで、培われてきた伝統的な古建築様式が打ち砕かれる。
また、それらに附随した彫刻意匠も、廃棄されたものは少なくはないはずである。

ここのお寺さんの龍は、ちと異なる。
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(六大院)
ここの獏鼻は、どこかで観たような・・・・、
そう、京都市内でよく観る彫。
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手挟みにも彫刻が・・・、
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よく観ると、図柄は‘菊に鶏’。
にわとりは、珍しいです。

ここのお寺さんの屋根瓦は、凄いぞ!。
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(法蔵院山門)
3D式の立体的な龍瓦。
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応龍の瓦
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木彫のほうは、これといったものはなかったが、
牡丹の花様の象鼻、ちょうど牡丹の蕾が目の位置になっている。
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ここは、この辺でも彫物が多いお寺さん。
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(念佛寺)
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この蟇股の龍は、見たことのない彫。
その奥側にも龍の彫刻が・・・。
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波頭の蟇股
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やや大きめの獅子鼻
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何故か左右端の柱にも、取って付けたような獅子鼻が、
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玄関の唐破風軒下にも、同様の獅子鼻が・・・、
この彫師さんの意匠でしょうか?。
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雲の懸魚
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つづく・・・。

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