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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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野仏の美46 ~米谷の不動磨崖仏

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前回の椿尾のバス停から東へ約1.4キロメートル行くと頭上に
名阪国道が見える。この橋を過ぎると中畑町に入る。
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中畑町には「勧請縄」を祀る風習が残っている。
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中畑町の勧請掛
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かっては13メートルほどの巨大なものが吊るされていたが、
規模は縮小されている。

さて磨崖仏のある不動の滝は、中畑町から南へ行ったところの米谷町にある。
野仏の美39」で紹介した上之坊寿福寺の北、名阪国道を潜った東側にある。
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道幅が広く、おそらく工事用の舗装された道路と思われるが、
南へ曲がり少し行ったところでUターンし、土の道を北上すると、
右手に「不動の滝」の入口が見える。
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この道を登りつめて行けば、
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鬱蒼とした景色に変わり、
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不動の滝が姿を現す・・・・。
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何と、前回の交野市の源氏の滝と比べれば、
落差は雲泥の差だが、何しろ周りの杉の巨木が
修験道の神秘的な空間を生み出している。

不動さんは、この滝の左側へ上がったところにある。
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光背のように舟形に沈め、火炎を取り巻くように刻まれている。
胸の中ほどに不動明王を表すカーンの種字が見える。
お不動さんの右横には、
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蓮座の上に種字で‘ヴァイ’と書かれ、
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多聞天を表すものだそうだ。

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豊能町余野十三仏



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