奈良市米谷町には、不動の滝の磨崖仏と阿弥陀如来と地蔵菩薩の
二尊磨崖仏が知られている。
不動の滝の場所はすぐにわかったが、二尊仏の位地は全く分からない。
お寺さんの近くにあるとのことで、上之坊寿福寺の和尚さんにたずねてみた。
上之坊寿福寺
わざわざ道路のところまで出てこられ、丁寧に教えてくださった。
場所は、お寺の前の道路を南へ100メートルほど行ったところへの三差路を
右へ下り、ほぼ100メートル行ったところで北方へ曲がり下るところがある。
その曲がり角の正面の丘に石仏がある。
丘と言っても6メートルほどの高さのものである。
この所から上がれば非常に近いのだが、上がれそうなところがない。
写真の木立の尾根づたいに行く方向にあり、
ちょうど民家の裏の崖上にそれはある。
上がれるところは、ここ
道路の曲がり角のところに、上へ行く小道がある。
ここを上がり、西のほうへ進んでいくが道らしき道がなく、
何しろ北ほうの尾根づたいにたどり着くと、
登り口から60メートルほど行ったところで
写真中央上に見えてくる。
高さ約1.5メートル、幅約3メートルの大石
天文11年(1542)の年号があるのだが・・・
ほとんど人目に触れないところに佇んでおられる。
場所はココ