石仏ファンなら一度は観ておきたい‘芳山(ホヤマ)の石仏’
前回の五尺地蔵から少し西へ行ったところにある。
石切峠に向かう途中に小さな神社がある。
神社の横の道を北に進むと、
鉄製のゲートが見えてくる。
ゲートを開いて(カギはかかっていない)少し行くと、
石碑が見えてくる、ここの道を降りていく。
15分ばかり降ると、今度は登りとなる。
約10分くらいで正面に矢印標識があり、右方に上がっていくと、
少し開けたところにそれは見えてくる。
大きさは六尺あまりの二面に彫られた石仏
手印は説法相をとり、奈良時代の作。
昭和5年に芳山が買い取られたころには、この石仏は横倒しなっていた
そうである。昭和11年に石は起こされ、周囲に石垣を組み、
拝仏堂がたてられた。毎年8月23日には地蔵まつりを行っていた。
この石仏をあとにし柳生街道へ戻り、日没までに
奈良の破石(わりいし)へ行かなければならない。
帰り道、穴仏によってみた。
昨年の台風21号により、だいぶ荒れていた。
穴仏
中には入れなく、フェンス越しに観ることになる。
ついでに、新池上手の石仏へ
昨年転がっていた朽木枝が、下方に追いやられていた。
新池上手の阿弥陀磨崖仏
この写真を撮ろうとう後方に下がったところに
何と足元に!
これは地蔵さんなのか、自然の岩のシミなのか?
でも私には、地蔵さんのように見える!
滝坂街道の首切地蔵
ここから破石までまっしぐら
滝坂街道とは、こんな道。
朝日観音を横切り、
滝坂地蔵を通り、
夕陽観音を観、
三体地蔵を観、
寝仏を観る。
寝仏
この寝仏、大日如来が彫ってある。
起こしてみると、このようになる。
この寝仏、上方にある四方仏から割れ落ちたものである。
でも、上方の石仏はいづれの資料やネットで調べても
紹介されていない。
そこで、探してみました。
ありました、これです。
木の葉でよく見えないが、中央右の錫杖を持つ地蔵さんは
わかると思います。
阪原の一石六地蔵