教興寺といえば、八尾にある古いお寺さん。
秦河勝の創建といわれており、たびかさなる戦火や台風により
山門と旧客殿、鐘楼を残すのみとなり、規模は縮小されている。
ちなみに、秦河勝の墓は、寝屋川市にある。
教興寺
お宮さんは、新緑深い高所にある。
岩戸神社
さて、この地にあるふとん太鼓
泥幕部は、八尾や東大阪に多い3面タイプのもの。
枡合の彫物は、龍と唐獅子の対面の彫刻。
この龍の彫からして、‘彫清’さんだ。
唐獅子を見れば、・・・
スタイルは彫清の獅子だが、お顔が変?
顔がオリジナルと異なっている、
恐らく、○忠の修理時に拵えたものか?
おっ、いましたいました、
岩越しの唐獅子さんが・・・、彫清さん特有の下絵。
反対側の唐獅子
いつも彫清さんと少々顔が違っている。
そうそうこの彫清さんは、もう一人のおひと。
某地車の彫清さんと比べてみると、
何かイメージが似ている。
それでは、木鼻で比べてみると、
教興寺 某地車
龍では、
イメージが一致し、ほぼ同じ彫師だと思われる。
天蓋に彫られた鳳凰
泥幕部の彫が他の彫師と思われ、天井の鶴の彫や縁葛の猿の彫は、
彫清さんと思われる。
縁葛の親子猿
岩戸神社のりっぱな神輿
隣地区の黒谷のふとん太鼓
残念ながら、このタイプの彫に私はうとい。
この地からの眺め
真中 阿倍野ハルカス、左端 天保山の観覧車