バス停を降りて幅狭い道を上がっていくと、急に幅広い車道となり、きつい勾配が続くが、
朱塗りの山門が見えたころには、ほぼ緩やかな参道が続く。
かっての参道の門であったが、何時しか山門横に
車道路ができ、山門が過去に残され佇んでいる。
境内へ上がる石段
(これを見たらゾクとする今日この頃)
海住山寺 本堂
創建は天平七年(735年)、聖武天皇の勅願により良弁が開創したといわれている。
十一面観音を本尊としたため、当初 観音寺と呼ばれていたが、
保延三年(1137年)に焼失、その後、承元二年(1208年)に笠置寺にいた
解脱上人(貞慶)が再興し補陀落山海住山寺と改名した。
現在の本堂は、明治17年(1884年)再建のもの。
本堂 蟇股
木鼻
京彫と思われる。
本堂入母屋
応龍
海住山寺 国宝の五重塔
高さ17.7m、東寺や醍醐寺のものに比べかなり小さいが、
ずいぶん大きく見え、造形美が非常に美しい。
最下層の屋根は‘裳階’と呼ばれ、昭和38年の解体修理の際に、
当初の形に復元された。
建保二年(1214年)の建立
礎石の上に心柱を建てる工法ではなく、初層に心柱を建てる構造となっている。
(平安後期の工法)
本堂前にある石船
僧侶の水浴用?
もち上げ大師
もち上げて願いすれば成就する・・・、
その前に腰を痛める!
願いが叶う茄子の腰掛
境内の山門と鐘楼(奥)
鐘楼の蟇股
法輪