太鼓台で一番興味深いのが、社殿型太鼓台。
大和方面に多くあるというより、大和で生まれた形である。
この入母屋式屋根と唐破風のコンビネーションが、
これまた美しい!
彫物も北河内のだんじりと同じく、神獣・霊獣もの。
残念ながら狭間の龍首が、四面とも欠落・・・、トホホホ。
この手の太鼓台は、江戸末期から明治中期にかけて多く造られた。
曳き手(担い手)の減少により、お蔵入りされたところも多々ある。
数年前まで出されていたこの太鼓台も、祭日にも日の目のみないありさま。
あっ、小松さんだ!
かっての太鼓台は重すぎて少人数ではむり、
それで子供用として手作りの太鼓台を曳くようになったが、
これも少子化のため子供も減り、ついに子供用も出さなくなり、
とうとう両方とも、完全にお蔵入りとなりつつところも増えてきている。
奈良彫のよう?
それでいても、今でも頑張って曳き続けているところがある。
ご覧のように修理は彫○のようだが、
彫師は、ほぼ徳兵衛さんが関係している。
つづく・・・、