小松源助2016 といっても新しい情報などないが、
何といっても、八代目源助の獅噛は、きらりっと光っている。
奄美
ほぼ同じスタイルの獅噛
上中
細部の細かな彫は異なるものの、同一の彫師が彫らないと
彫物から伝わってくる形相(イメージ)が、こう一致することはまずない。
例えば、川原啓秀師の獅噛は、三枚ともほぼ同一に仕上げている。
かっての浪花の彫物師、相野、服部、彫清なども寄せ集めでない限り、ほぼそろえている。
たが、
小松源蔵・福太郎の時代は、三枚ともスタイルはバラバラ。
大屋根後ろの獅噛は目立たないせいか、彫は薄く、また
小屋根後ろの獅噛は、正面のものよりもやや横長になる傾向がある。
八代目源助の獅噛も正面と後面の形相を変化させている。
これは、小松一門全盛期の特質なのか!!
つづく・・・、