ここの蒲団太鼓は、ちよっと荒彫。
(門外)
いよいよ、お宮さんへ宮入り。
‘よっこらせ’
小型の太鼓でも、担いで移動するのはたいへん。
池のほとりのお地蔵さんも微笑んでいました。
池を周りを廻って、ようやくの宮入でした。
ここの太鼓は簡素ながら、そこにあった彫物は・・・、
(大安寺)
何となんと、その彫は‘相野’さん・・・。
この唐獅子も、お顔が欠落して残念だが、相野さんの獅子ポーズだ。
ここの太鼓は、大和型。
いつものと屋根の形が違うタイプ、
大宇陀方面に多い形である。
(番条)
下から見上げると、りっぱな社殿と見間違えるこの美しさ!。
彫物はと言うと・・・、
これはこれは、‘小松’さん!
ここの蒲団太鼓には・・・、
(柏木)
なぬ、
おっ、‘源蔵さんがいました、
だが、しかし、
その上の獅子は・・・、
こちらは‘相野’さん、それも藤七彫!
他に何かないかと探してみたが、
こちらは、小松さんかどうか不明、初めて観る彫だ。
他面は、
ここに、それらしきものがありました。
この獏鼻は‘藤七彫’?か・・・。
ここの蒲団太鼓、昭和八年の銘板あり、
聞くところによれば、屋根型から蒲団に改造されたようである。
旧彫物の再利用で、三名あたりの彫師が入っていると考えられる。