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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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大東方面に見る『彫清』 その8 岩城縫師

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小路のだんじりは、明治初期、「深野新田」から購入と伝えられている。
「深野新田」とは、現 深野北ではなかろうか?
イメージ 1
(小路)
先代の後幕
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源平合戦、義経が弓をひらうシーン
先代前幕
イメージ 3
神功皇后と(竹内宿祢)
上記の幕は、だんじり購入時のもの、明治初期の刺繍幕。

そもそも、先々幕の包紙に、天保十三年寅壬、深野新田若中御連中への送り状?の墨書があったことによる。
「小路第一区 ダンジリ小史」(昭和58年5月)によれば、‘岩城茂助’、‘岩城宗二郎’からの送付となっている。 この幕は、猩々の幕(赤色)で、某お寺さんにて保管されているらしい。 (私は未調査)

岩城の名は、だんじりの飾刺繍幕でみられる。
イメージ 4
上田原だんじりの龍の刺繍幕には、『岩城縫師橘忠兵衛』の名が読み取れる。(裏側から確認)
岩城(屋)に出入りしていた縫師 橘忠兵衛ということなのか?。

小路だんじりに見られる、‘ジャンケン パー’のお猿さん。
イメージ 5
(小路)
このパーの手は、再生品〔作直し〕だが、このパー猿、中垣内のだんじりにも見られる。

イメージ 6
(中垣内)
また、このパー猿、本家筋にもある。
イメージ 7
(東諸福)
イメージ 8
(先代森 東灘区)
つづく・・・。




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