JR加茂駅からひとつ次の駅に行くと、笠置町の笠置駅に着く。
木津~加茂、さらに郊外に訪れた景色が展開される。
笠置町は古くから「笠置寺縁起」で知られ、大海人皇子の
大鹿狩りの話や鎌倉後期に起きた笠置元弘の乱、
後醍醐天皇の最期の砦となった笠置山の地でもある。
後醍醐天皇行幸の際、道真公がこのところに扈従居を発願した
栗栖天満宮
大きな瓦焼き?の牛さん
さて、笠置山へは、ここから始まる。
笠置山が自然公園およびハイキングコースとなっており、
頂上付近に笠置寺がある。
笠置山頂は、笠置寺修行場めぐりとなっている。
修行かと思えば、なぜか山門手前に雉料理店がある。
ようやく山門に到着、
ここまで来るのに約25分(ハイキングコース)ほどかかり、
最初のうちは坂道が少々きつい。
もと笠置寺は、四十九院の伽藍があったといわれており、
数度の火災や兵火により衰退され、古風のある堂宇は残っていない。
本尊である弥勒磨崖仏
右方の堂宇は正月堂
三度の火災に遭い、線彫りが焼け崩れている。
行場めぐりは、ここから始まる。
一周約800m、時間にして約40分ほどかかる行場めぐり。
元山上のような危険な行場ではなく、
鎖を持って岩に這い上がるようなところはない。
この行場にある一番の見所。
虚空蔵磨崖仏
つづく・・