伏見、中書島あたりは、かって水路により水運産業が発達し、
問屋や宿屋が多くあったところです。
また、幕末の土佐や長州藩邸があったところでもあります。
ここは、坂本龍馬で有名な寺田屋跡地であります。
伏見の良質の水を生かし、酒造メーカーの地でもあります。
この時は、まだ桜はつぼみでしたが、
今では十石舟での遊覧がにぎわっているでしょう。
長建寺
弁財天を祀る長建寺さん、江戸時代には
松の大木が茂り、お堂がたくさん立ち並んだ非常に大きいお寺さんでした。
度重なる大地震や水害により、規模は縮小され、
弁天祭には、水運を生かした船渡御も行われていましたが、
淀川の河流が変わったことなどにより、昭和26年を最後に途絶えています。
竜宮門の彫物
本堂
本堂の獏鼻
文政九年(1826年)再建
中書島とは、「賤ヶ岳の七本槍」の脇坂安治の邸宅があり、
朝散太夫中務少輔からの「中務」の由来で名づけられました。
この脇坂家により、この地は非常に繁栄し、遊郭建築も多くありました。
境内にあるマリア燈籠
キリシタン禁制時の燈籠
光徳寺
仔細不明
長建寺の獏鼻と類するため、ほぼ同時期の作と思われます。
児童図書館?を行っておられるのか、ほのぼのとした看板です。