屋台の中央に大太鼓を据え、太鼓を叩きながら練り歩く祭具屋台を太鼓台という。
一般に天井上部に大きな蒲団を積み重ねたものを蒲団太鼓、
社寺建築様式の屋根を備えたものを社殿型といい、
これは奈良方面に多いので大和型ともいう。
地区によっては、台車に載せて曳くので‘だんじり’とか、また
屋根が神輿風なので‘みこし’とか呼ばれているが、
神輿というもの、本来、神の依代が乗るもので、人が乗るものでなく
また、鈴以外の奏でる楽器もない。
さて東大阪には、超豪華な蒲団太鼓があるが、これらは近世のもので
かってはもっと素朴なものが多かった考えられる。
これは、三色蒲団太鼓と呼ばれるもの。
ここの蒲団太鼓は、少し大型。
些細ながら、蟇股と木鼻に彫物があった。
つづく・・・、