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Channel: 彫物名鑑 小松堂
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天明期ころの彫物

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天明期は、1781年から1789年の間、天保から数えて49年前、
明治元年から数えて87年前のこと。
ここにお寺の再建年が明白なので、一部紹介すると、

長岳寺(天理)の本堂再建が天明三年(1783年)。
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この龍よく観る顔、そう
以前紹介した‘謎の彫物師’・・・、意外に大きな鼻こぶとおおきくカニ肢のように広がる肢の爪。

獏鼻を見てみれば、意外と
龍の彫った彫師とまったく異なっている。
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龍の彫物のみ天明よりも後に取り換えられたとも考えにくく、
この龍の彫は、天明期ころと考えておきたい。
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(長岳寺本堂)
つづきまして、
浄宗寺本堂(藤井寺)、天明六年(1786年)の再建。
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龍の眼には、銅板を被せてある。
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同 獏鼻
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(浄宗寺本堂)
つづきまして、
光乗寺本堂(藤井寺)、再建は寛政四年(1792年)、天明の次の年号である。

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この龍もよく観る顔、そう
先ほどの長岳寺さんのとよく似ているが、
爪のスタイルが異なる。
獏鼻は、
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イメージ 11
う~ん、私の観る限り、美濃村権○○○のタッチとみたいのだが、
結論は、不十分でまたの機会に・・・・。


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