柳生へ抜ける奈良市春日山、滝坂街道には多くの石仏がある。
寝仏
左中央上 夕日観音、右中央下 三体地蔵
夕日観音
三体地蔵
なお夕日観音の右側に‘五尺地蔵’があるが、見落とした。
ここから街道の奥へ進むと、
朝日観音がある。
しばらく行くと分岐点にある、
ときの剣豪、荒木又衛門が柳生街道へ抜ける際に試し切りをしたと
云われる首切り地蔵がある。(そんなバカな!)
さらに東のほうへ行くと、地獄谷の聖人窟の線彫磨崖仏がある。
西日が強いので撮影失敗
ただ、聖人窟の入り口において巨木が倒れ、道が崩落しているが、
左側のところから上れる。
あと、峠の茶の先にある‘芳山の石仏’など
ガイドブックに紹介されているが、
新池上手の磨崖仏については何も書かれていない。
新池上手の磨崖仏は、分岐点の首切地蔵から北へ
60メートル行ったところに北東へ折れる峠の茶へ行く道、石畳の道がある。
ここから100メートルほど上がったところに南へ上がる小道がある。
つまり、東から西方向に見ると、
このところである。
この左側の南へ上がる小道を行けばすぐ下りになり、
この磨崖仏が見える。
このとき前方の枯れ木が道をふさいでいた。
大きさは、1メートルほど、
よく見れば地蔵さんではなく、阿弥陀さんである。
光背を舟型に彫沈め、くっきりと仏さんを浮かび上がらせている。
まさに人知れずの場所にある磨崖仏であった。