京都御所にお猿さんがいたとは、ぜんぜん気が付かなかった。
お猿さんがいるのはココ↓
御所の築地塀の北東の角、
‘猿が辻’と呼ばれるところ。
もちろん、御所の中央から鬼門の方角なので、
御所をお護りするために置かれたのであろうか。
御幣を担ぎ、三番叟の格好をしている。
御所からごく近いところ、鬼門の方角に
幸神社 (さいのかみのやしろ)がある。
ここにも、お猿さんがいるらしい。
ごく小さなお宮さんだが、猿田彦大神が祀られている。
どこにお猿さんがいるのかと思いつつ、
ちゃんと札に書かれていた。
まさに、ここも三番叟のお猿さん!
三番叟とは、能楽で三番目に登場する翁であるが、
どいう分けかお猿さんに代わっている。
能楽の前進が、‘猿楽’とも言われた由縁であろうか、
難を去り、厄を除く神の使いとして護られているのであろう。
木彫の神猿